2018年01月30日

伊吹島の猫 その2 絵絹の準備(湯引き&ドーサ引き)


今回、猫を描くと決めてから和紙ではなく、絹に描いてみたいと思っていました。

以前、猫を描いたことがあってその時も使ったのは絹。
竹内栖鳳の「班猫」を模写したのでした。
この絵が大好きなので、模写したい。
もともと絹に描かれた作品なので私も絹に描いてみたい、
が絹に描くようになったはじまりでした。

その時の「班猫」、その後ボタンの花、柿とカリン、を描いたので
絹に描くのは今回で4回目になります。
和紙に描くばかりだと、なんとなく飽きるし、絹に描くのは気分転換にも
なるし、描いた後の見た目が和紙よりきれい見えて(あくまでも個人の見解です)
自分が絵が上手くなったようにみえるのもいいです。
こういう錯覚、たまには必要だと思うのです。

今回描くことにしたのはF10 サイズ。
今ではF8サイズしか、描いたことがないので木枠も今までより大きいF10
サイズを買ってきました。もちろん絵絹も。

画材の購入は、いつも行く湯島の喜屋さん。
木枠は完成品もありますが、組み立て式も。
こちらの方がお値段安いのですが、不器用だし時間もないので完成品にしました。
約6000円。

絹はいまだに自分ではよくわからず、選ぶことができないので
初心者であることをお店の方に伝えて、購入しました。
絹は二丁樋重目(にちょうひおもめ)。
絵は横タイプにするのでそれ用の絹に。
約1600円。
絹については武蔵野美術大学のサイトの紹介がわかりやすいです。
http://zokeifile.musabi.ac.jp/%e7%b5%b5%e7%b5%b9%e3%83%bb%e7%b5%b9%e6%9e%a0%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%82%ba/

以下の手順は、すっかり忘れていたので先生に教えてもらいながら
進めています。 
以前、絹を使った時も同じことを書いてますが復習のつもりで書き留めておきます。

木枠に、でんぷんのり塗って絹を貼りますが、その準備。
まっさらな木枠を初めて使うので、まずは木枠にでんぷんのりをたっぷり塗る。

木に擦り込むようにのばして、何度もすりすりと。
こうすると、木がのりを吸い込んでいくのだとか。

KIMG6411[2].JPG


一通り塗れたら、改めてたったぷりとノリを塗ってから、巻物状態になってる
絹を上から置いて、巻物を広げていくように乗せていきます。
セロテープのようなものは使いません。
木枠の四方は絹をノリで接着させるために、ノリ分を押してのばしていきます。
気泡のようなものができるので、それをつぶす感じで。
ノリが乾いたら絹貼りは完成。

木枠に貼った絹の下に空間が空くので、絹の保護のつもりで
100均でマットを買って、枠にはまるサイズに加工しました。
セロテープで張り合わせて、ハサミでカットしただけです。

KIMG6413[3].JPG


KIMG6415[1].JPG

家と教室の往復をしますし、持ち運びの際にも保護になるはず。
これ以外にも、私は梱包材のプチプチで包みます。




次は、絹がまだ「生」の状態なので、絵の具が塗れるようにする準備。
絹に残っている脂分を抜くために、あったかめのお湯を用意して
絹の裏表を数回、お湯を塗るように刷毛で塗っていきます。


絹にドーサを塗ります。
ドーサ液の作り方は、人によってかなり違うようです。
膠の溶き方もそうですが、先生によっても描きてによっても。
その違いが、作風の違いにも影響してくるのだと思います。

なので、これから書き留めるレシピはあくまでも一例です。

ミョウバンを5,6粒をお湯200ミリリットルに溶かす。
KIMG6422[2].JPG

溶かした膠(にかわ)を小さじ1杯弱くらい入れてさらに溶かす。
以上でドーサ液、出来上がり。
(2018‐2‐14追記 後でわかりましたが、これだと膠が薄いです。
大さじいっぱいくらい入れて良かったようです。)

これを絹の裏表に塗っていきます。
まずは表から。
刷毛で左から右へゆっくり一気にぬります。
ひききって、刷毛を戻さない。
これを上から下へ順番に、でも塗った部分が重ならないように。
ようは、塗っていく濃度を均一にしたいわけです。
一面塗れたら、乾燥。
自然乾燥が一番いいけど、1月の寒い時期そんな悠長なこと
言ってられないので、遠めのドライヤーで乾燥させました。
乾いたら、同じように塗っていく。
表を塗ること3回。

さらに裏も同じように3回塗りました。
乾燥した絵絹は表面がぴんと張って、見た目とても気持ちいい。

KIMG6423[3].JPG


次回の教室の日まで、大事に保管しておきます。
穴でも開けたらおしまい。
全て最初からやり直し、ですから。



posted by みどり at 22:44| Comment(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月20日

伊吹島の猫 その1

「橘寺と芙蓉」を完成させたので、次は何お描こうかとしばし悩みました。

こういう時は、とりあえず花をスケッチしてみたり。
これはバラの花。
DSC04563 (2).JPG


ふと猫を描きたくなりました。
とは言っても猫は買ってないので、あちこち出かけたときに
撮った写真で猫がいないかと探してみました。

撮った写真はパソコン内と、Googleフォトにアップロード
してるのですが。Googleフォトは「猫」というワードで検索しても
猫の写真を探り出してくれるという、便利な機能があるとわかったので。

猫は飼ったことありませんが大好き。
写真も撮っているだろうと思ったけど、意外となかった。
でも出てきたのは、2016年の瀬戸内国際芸術祭で行った伊吹島の猫達。

写真は、その時行った伊吹島の港です。
四国側の観音寺港から船に乗って移動しました。

DSC09721[2].JPG


猫はいっぱいいて、どの猫も人なつっこい。
とりわけ可愛かったのがこの子。

DSC09655[1].JPG



こちらはおすまし顔。
DSC09657[2].JPG


伊吹島バーガーのお店にいましてね。
飼い猫ではなく、のらちゃん。
DSC09647[1].JPG


これが魚の具材の伊吹バーガー。
DSC09656[2].JPG



さてさて、
鉛筆と色鉛筆で描いてみました。

DSC05045.jpg


これを下図として、本画にいていこうと思います。
描くとしたらF10号。
絹に描きたいと思っています。

と、なると絹を貼る木枠を持ってないから、買わねばならないのですが
既製品でこの大きさがあるのかどうかが不明。
来週、画材店で聞いてみよう。



posted by みどり at 21:28| Comment(0) | 伊吹島の猫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする