2008年08月25日

昔描いた絵「リボンと子ギツネ」

昔描いた絵「リボンと子ギツネ」原画


大掃除をしていたら、どこ行ってしまったかと思っていた絵が出てきました。
大昔に描いた絵です。

勤めていた職場関係の健康保険組合の小冊子の表紙に使っていただいたものです。
原画はもちろん返却してもらいましたが、家の中で長らく行方不明になっていました。

以前友人と立ち上げたサイトに、冊子からスキャンした画像を載せていました。
そこは今アクセスはできるのですがサイトに不具合があり画像のアップも、削除も出来なく
なってしまい、しかたなく放置しています。

今回原画がみつかりましたので、改めてご紹介します。
今はこんなかわいい絵、描けません。

大きさは横24センチ、縦20センチです。
紙に透明水彩絵の具で描いています。


絵にはこんなお話しをつけました。

「おかあさんが、きれいなリボンをむすんでくれたので
うれしくなって外へ遊びにいきました。

ひょっこりでてきた子ギツネにじまんしたら
サッともってかれてしまいました。
小さくても力のある子ギツネです。

あきらめて、リボンは1本あげなきゃならないようです」

昔描いた絵「リボンと子ギツネ」 小冊子版


posted by みどり at 20:29| Comment(4) | みどり画廊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月24日

「豊洲夕景」その2


いろいろ事情があり、今なら描く時間がとれるので私にしては珍しく速いスピードで
描いています。
9月にはグループ展があるのでこれも出品したいと思っています

こちらが紙に鉛筆と水彩絵の具で描いた実物大の下絵。

「豊洲夕景」下図



パネルに貼った和紙に、写し取ってから硯ですった墨で線を描いて、ぼかしも入れて
濃淡の調子も入れます。(墨をするときの墨の香りが好きです)
これから色を塗っていくので、これが今後のガイドラインになります。

「豊洲夕景」 墨がき



いきなり岩絵の具が塗れない(塗ってもつかない)ので、しばらくは下地作りになります。
墨で描いた部分は通常乾いた後なら、上から色を塗ってもとれない、にじまない
のですが、今回は不思議と墨が一部解けてしまいました。
どうやら墨描きする時にいっぺんに描けず、翌日になって作り置きの墨を水で薄めて
描いたのですが、これがいけなかったようです。
作り置きの墨はダメみたいです。

一番最初は、白い「胡粉」をぬります。
ぬっても下の墨線は透けて見えています。
さらに「水干」で下地作りのため色を塗っていきます。


「豊洲夕景」 下塗りのはじめ


もちろんこの時点でできあがりをイメージして、色を選び、濃淡の調子も入れていきます。
8月23日(土)でここまで出来ました。
まだ先が長いわ・・・・。
posted by みどり at 10:35| Comment(0) | 「豊洲夕景」を描く | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月10日

「班猫」模写その9・完成!

「班猫」模写・その9 完成!



取り組んでいた竹内栖鳳の「班猫」模写、ようやく完成にこぎ着けました。
なかなか岩絵の具が乗らなかった猫の身体部分も、ようやく絵の具が乗る
(付く)ようになりました。

描き始めの頃は栖鳳の絵の具のぼかしの技術のすばらしさに驚嘆しつつ、自分の
技術のなさに恥じ入りました。
毛皮の黄土と墨のぼかしの大胆さがじつにすばらしい。
と、同時に大変な事に手を出してしまったと後悔。

さらに描き進めていくとぼかしが大胆なだけでなく、よくみると毛がきの描写がとても細かく繊細。
だから栖鳳の猫は思わずなで回したくなるようなとても柔らかそうな毛並みです。
なんとかその通りに表現したくて、細い面相筆を新たに2本購入して一本一本毛を
植えるように描きましたがそれでも栖鳳が描いたような細い線にはなりませんでした。
極細の筆を買ってきて描いたのに、それより細い線だなんて栖鳳はどんな筆を
使っていたんだろうか、と思ってしまいました。
描くときの手への力の入れ加減もきっと、私とは違うんでしょう。

吸い込まれるようなエメラルド色の瞳も美しい。まさにこの猫のチャームポイント。
よく見ると青と緑と黄土の絵の具をぼかして立体的に見える。
栖鳳が何色を使ったか分かりませんが、今回私は水干の「緑」、岩絵の具の
天然の「群青」、新岩(合成もの)「美群青」、天然の「黄土」を使ってみました。
栖鳳が「班猫」を描いた大正時代に新岩なんてありませんが。
技術のなさを絵の具でごまかした気がしないでもない。

9日は二週に一度の「日本画教室」の日。
先生に見ていただいてから完成としました。
先生曰く、模写はがんばればがんばった分、技術を習得できるそうです。
なるほどと、思いました。

この後は、絹を木枠からはずして裏打ちをして補強しますが、自分では出来ないので
画材屋さんを通じてプロの方にお願いすることにしました。
9日、教室が終わってから早速持っていきました。
額装出来るように裏打ちしてもらい、なおかつF8の額に入れられるように大きさも
整えてもらいます。(F8よりやや大きめの絹に描いているので)

裏打ちは額装と掛け軸仕立てにする場合とでは厚さが違うそうです。
掛け軸仕立てたと薄め(巻けるように)で、額装用だと厚めになるようです。
これもなるほど。

落款を入れるのは、額に入れられるようになって「絵の形」がはっきり決まってからです。
posted by みどり at 02:44| Comment(6) | 絹に絵を描く 超初心者編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする