2008年05月24日

「班猫」模写その7・猫の洗濯

「班猫」模写その7・猫の洗濯



前回投稿してから、2週間過ぎてしまいました。
これはいけない、せめて週に一度は更新しようと思います。

「班猫」の模写があまり進んでいません。

背景の部分は岩絵の具がのる(=つく)のに「猫」の部分だけはきれいにとれてしまう。
「猫」の胡粉がむき出しになってる部分には、やはり岩絵の具はつかないようです。
水干を塗り重ねてみた部分にも、のらない。
たぶん下地が出来てないからだ、とはわかるのですがだからといって水干をさらに
塗り重ねていくと、どんどん厚塗りになってしまいます。

どうもいけません。動きがとれなくなった。
一からやり直したい。
最後の手段、「猫」の部分を洗う事にしました。
洗うと言っても絹を洗濯するわけではなく、水を含ませた筆で画面をなぞることです。
こうすると絵の具が落ちるのです。
完全に全部落ちるわけではないのですが、気になっていた部分はすっきりしました。

改めて胡粉、水干を塗りだしています。
こうなったら、猫の部分は水干と墨だけでもいいのでは、という気がしてきました。

「班猫」のコピーを見てみると・・・栖鳳も厚塗りしてるようには見えません。
それどころか、栖鳳は猫の部分は岩絵の具使っていないんじゃないのか?
今日は午前中、日本画教室に行っています。
先生にちょっと、そのことを話したら先生も同じ意見でした。
竹内栖鳳は明治から昭和初期にかけて活躍した画家です。
この時代の日本画家は絵の具の厚塗りはしてない。
日本画が絵の具の厚塗りを始めたのは、最近のことのようです。

栖鳳の描いた猫の毛並みはきれいです。
特に黒はきれい。多分墨と思われます。
下の絵の具と、薄めた墨の色が重なってうすく青みがかって見える部分もあります。

墨は薄めると、種類によって青みがかったみえたり、緑がかってみえたり、それぞれ
微妙に違うらしい。
私の墨には栖鳳の出した色は出せないので、水干で青、緑を薄く塗ってみました。


posted by みどり at 15:00| Comment(0) | 絹に絵を描く 超初心者編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月13日

「班猫」模写その6・  裏胡粉

絹の裏側



5月10日(土)の午前中は、日本画教室に行ってきました。
第2,4土曜の午前中が教室のある日です。

岩絵の具が付かないこと、先生にうかがいましたが、岩絵の具と膠の練りが
足りないからだろうということでした。
そんなことすっかり忘れていました。
岩絵の具、膠、水、をまぜればそれでいいやと思い込んでいました。

岩絵の具と、膠をしばらく練ることで、絵の具の粒子の回りに接着成分の膠が
被ることで水を使って、紙や絹の上にのばしてもその上に付いてくれるのだ
そうだ。

2度岩絵の具を塗っても、とれてしまったのでもう一回背景だけ、薄く水干で色を塗りました。
その後で、岩絵の具と、膠を良く練ってから絹の上に塗ったら・・・付きました!
練りと、下地作りが足りなかったようです。

それが証拠に、もう一度水干を塗らなかった「猫」の部分は背景用に塗っていった
岩絵の具が入り込んでも、手で触るときれいにとれてしまいました。

この日は先生のアドバイスで、絹の裏から猫の部分にだけ、白い胡粉を塗りました。
裏から胡粉を塗るのは、昔は絹の絵は掛け軸にするので巻いてしまうために
堅牢にする必要性があったようです。
裏から塗ることで、表の色が映えるという効果も出てくるようです。


今の私は幸か不幸か、求職中で以前より絵を描く時間がとれるようになりました。
9月には教室の皆さんとのグループ展が決まりました。
今この模写をやりながら次回作の事を考えています。
以前「ららぽーと豊洲」へ行ったときの、夕焼けに染まった豊洲運河の景色がとてもきれいでした。
いつかあれを絵に描いてみたいと思ってましたが、描いてみようと思います。
あのとき写真をとったし、もう一度あの場所に行って景色を確かめて見ることにします。
posted by みどり at 08:28| Comment(0) | 絹に絵を描く 超初心者編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月10日

「班猫」模写その5・やはり下地ができてない?

日本画画材専門店の喜屋さん


岩絵の具の黄土に接着成分の膠を混ぜて猫の背景と、猫の顔や背中にぼかしてみました。
乾いてから、手でなでてみると・・・岩絵の具が落ちる(T.T)
膠が弱くなっていたからか?
新しく膠を作って、今度は少し多めに岩絵の具に入れてから、塗ってみる。
乾いてからなでてみる・・・また落ちる・・・(T.T)

やはりまだ下地が出来てないのか、岩絵の具がつきません。
もう少し、水干を塗ってみます。
(もう夜遅いから、今日はもうやりません)

冒頭の写真は、私が日本画の画材を買いに行くお店、喜屋(きや)さんです。
東京メトロの湯島駅下車5分ほど歩いていくとあります。
(JRなら御徒町駅下車、12,3分ほど)
周囲は飲み屋さんばっかりです。

posted by みどり at 00:22| Comment(0) | 絹に絵を描く 超初心者編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月08日

「班猫」模写その4・水干はこれで終わりに

班猫模写 水干はこれでおわりに


「班猫」の模写、ちょっとずつ進めています。
夜は疲れているし、蛍光灯の明かりの下では自然光の下とは色が違って見えるので、
絵を描くことにちょっと躊躇します。
単純にぐうたらなのですが。

前回より、水干の色塗りを重ねています。
黒も重ねていますが、これはすった墨です。
写真では前回との違いは、あまり分からないですね(^^ゞ

色をぼかしているとき気がつきました。
きっと栖鳳は私よりも太い筆をつかっているはずだ、と。
「弘法筆を選ばず」と言いますが、ド素人はやはり適材適所の使いやすい筆を
選ぶ方がいいはず・・・というか、楽なはずです。
筆2本買ってきました(^^ゞ

紙に描くときは、たぶん他の方より水干を塗り重ねてから岩絵の具を塗るのですが
今回は絹。
絵の具を厚塗りした絹の絵なんてみたことありません。
あまり厚塗りは出来ないので、そろそろ岩絵の具に切り替えようとおもっています。
心配なのは、この上に岩絵の具がちゃんと付いてくれるかどうかです。

このところ天気がいいので、うっかりといた膠を冷蔵庫に入れ忘れていたら、しっかりくさってしまいました。
これからの時期気をつけないと。

いたんだ膠では接着力がなくなります。
岩絵の具に膠を混ぜて紙に塗っていったのに、乾いてからさっと手でなでてみたら
きれいさっぱりとれてしまったことがあります。


<2008-05-10追記>

前言撤回。
絹の絵で厚塗りしている絵を観ました。
9日に東京国立近代美術館の東山魁夷展を観に行ったのですが(この日は2回目)
今まで気がつきませんでしたが、この方は絹に描いた絵でも絵の具がかなり厚塗りでした。
びっくりです。
厚めに塗っているから、てっきり紙に描いていると思っていました。
posted by みどり at 09:37| Comment(0) | 絹に絵を描く 超初心者編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする