2008年03月23日

「班猫」模写その1・「班猫」を描きたい

山種美術館のパンフレット 竹内栖鳳の「班猫」


絹に絵を描くことに挑戦しますが、これは今回全く初めてです。

その1、どういう絵を描きたいのか?
全くの初めて未知の世界なので、今回は日本画の大御所・竹内栖鳳(たけうち
せいほう 元治元年-昭和17年)の「班猫(はんびょう)」を模写することにしました。
とてもかわいい猫の絵です。実際の作品も絹に描かれています。
以前から一度模写してみたいとずっと思っていました。
冒頭の画像は山種美術館のパンフレットです。表紙に「班猫」が使われています。

大正13年に描かれたこの作品、現在東京の山種美術館に所蔵されていますが、めったに展示されません。
(一昨年10年ぶりに公開され、去年も一度展示されました)

この絵には、おもしろいお話が残っています。
京都在住の栖鳳が沼津に旅行したとき、街を歩いていると八百屋の店先に置かれた
荷車の上にあの「猫」が寝ていたんだそうだ。
この猫がすっかり気に入った栖鳳、絵のモデルとしてほしくなったがあいにくこの子は八百屋のおかみさんが可愛がっていたかわいい子。
それでもなんとか頼み込んで一枚の絵と交換して、もらってきたんだそうです。
そして栖鳳は京都に猫を連れて帰り絵を仕上げた。
仕上げた後、栖鳳が東京へ行っている間に猫はいなくなってしまったんだとか。
この絵は今や国の重要文化財に指定されています。

おもわずさわってみたくなるような毛並み、鋭く澄んだエメラルド色の瞳。
こちらを誘っているようにも、なにかを問いかけているにも見えるポーズ。
実際は、毛繕いをしている途中でふっとこちらを見たポーズなんでしょうけど。
その可愛らしさ、たまりません。

その2,どんな大きさで描こうか。
絹で絵を描いた後、どうするのか?
掛け軸仕上げにするのか、額装にするのか。
もちろん掛け軸では自宅に飾れそうもないし、そもそも模写する「班猫」も額装
仕上げの絹の絵です。
当然私も額装にします。

描く絹は木枠に貼りますが、今回はその木枠を人から譲り受けました。
その大きさにあわせて猫を描きます。
以前山種美術館で購入したカレンダーの絵が「班猫」で、この絵をカラーコピーに
とってこれを下図(下書き)がわりにする事にしました。
カレンダーの絵は実物より縮小されています。
なので、カレンダーどおりの大きさと、やや大きめ(たぶん実際に栖鳳が描いた猫と
ほぼ同じ大きさ)にコピーとったものをそれぞれ用意してみました。

それで思ったのですが、実際に栖鳳が描いたであろう大きさは描きやすそうだと
いうことです。
描くためには筆で描きます。
縮小された大きさだと描きにくそう・・・。
栖鳳の「班猫」の実物を初めて山種美術館で見たときは、なんて大きな猫(小熊くらい
あります)なんだろうと思ったのですが、あの大きさは描くために必要な大きさだったようです。

描きやすそうなのは実物大ですが、用意した絹の大きさから考えるとこの大きさで
描くと絹のスペース、いっぱいいっぱいになってしまう。
実際の「班猫」は猫の周りに大きく空間を残した作品です。

私もやはり猫の周りには少し空間を残したいので、縮小した大きさで描くことにしました。
posted by みどり at 06:25| Comment(0) | 絹に絵を描く 超初心者編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月09日

「根津神社にて・ツツジの咲く頃」

やっとこのブログをスタートさせることにしました。

最近やっと、創作意欲がわいてきました。
そのこともあり、ブログ「みどりのアート鑑賞日記」のコンテンツとしてあった「みどり画廊」と「創作お話」の二つを、この「みどり工房」のコンテンツとして立ち上げることにしました。
以前「みどりのアート鑑賞日記」に載せた物もあらためてこちらに載せることもあり
ますが、その辺はご了承下さいませ。

しかし、スタートの今回はちょうどいいタイミングで今まで取り組んでいた絵を完成
することができました。


「根津神社にて・ツツジの咲く頃」


「根津神社にて・ツツジの咲く頃」
和紙・にかわ・胡粉(ごふん)・水干(すいひ)・岩絵の具使用
縦約40センチX横約53センチ


東京文京区にある根津神社はツツジの花が有名です。
毎年4月末から5月頭には「ツツジ祭り」が開催されています。
この絵はツツジ園から見た景色を描いた物です。

普段は仕事もあるし、熱心に描こうという意欲がイマイチ無かったので2週に一度しか筆を入れていませんでした。
それにしても飽きずによくもまあ、続けてきたと思います。完成まで1年近くかかっていた気がしますから。

これ以上筆を入れると、絵が崩れると感じたのでこれにて完成としました。
改めて観てみると、まあ下手ですねえ(^◇^;)
今後がんばるとしましょう。

これから初めて絹に絵を描くことに取り組みます。
今年秋には通っている日本画教室の皆さんとの合同展があるので、絹の絵と、紙に
描いた絵、最低1枚ずつ描き上げたいと思っています。

posted by みどり at 07:15| Comment(2) | みどり画廊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする