2012年05月23日

絹にボタンを描く・その3 絵絹の下準備

木枠に張ったのは、生絹なのでこのまま墨や絵の具を塗ると
にじんでしまうので、絹の下準備が必要。

塗っては乾かす、の繰り返しなので一日仕事だった!
絹に描くのは数年ぶりなので、やり方をすっかり忘れていました。
最初にやるべきことは、絹の油分を取ること。

前回の自分のやり方を、このブログに書いておいたので、それを読み返してます。
やり方は加減がわからないので、まだまだ手探り状態です。

<油分の取り方>
お風呂だったら熱めのお湯を用意し、刷毛で絹の表面をなぞる。
幅広の筆をつかって、上から左から右へ筆を運ぶ。
さらに下に筆を移動させて、左から右へ。
これを裏と表、両方。
あまり適当にびしゃびしゃとやらない、ほうがよさそう。

この後、しっかり乾かす。
絹がピンと張ってくる。

一部、塗った糊が絹の描く側の表面にじみ出していた。
今後これがどう影響してくるか?

<ドーサ引き>
にじみを防ぐためのドーサ液。
(ドーサについてはこちらのサイトを参考にさせていただきました)

まず、ドーサ液を自分で作る。
ぬるま湯100ミリリットルに対し、自分で作った膠(にかわ)液を少し入れる。
私の少しは、よく外食でコーヒーを頼むと付いてくるプラスチックの小さな
スプーン、あれをもらってくるのを使ってるのですが、これに1杯。
さらにここにミョウバンを入れる。3,4粒。
そのまま入れるとなかなか溶けない。
暫く置いておけば溶ける。
急ぎたいなら、乳鉢で細かく砕くと良いみたい。

出来たドーサ液を刷毛に含ませて、絹の表面に、また上から塗っていく。
左から右へ。ゆっくり。
右端へいったら、刷毛を折り返さない。と、先生に言われた。

下まで塗ったら、しっかり乾かす。
またドーサを塗る。
またしっかり乾かす。
これを3回繰り返す。

今度は裏側もドーサを塗る。
上記と同じ事を3回繰り返す。

表が気になったので、さらに一回塗って、しっかり乾かす。

これで良いかな?
この後、下書きの透き写しをします。

今の絹の状態は表面がかなりピンと張って気持ちよい。

絵絹の油抜き、ドーサ引きをおえたとこ




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2012年04月30日

絹にボタンを描く・その2 絵絹張りはじめる。 

家で絵を描くことは最近はまったくないのですが、早く描きたい
気持ちだけはいっぱい。
絹の準備や、描き方をすっかり忘れています。

絹に描くための木枠=絹枠。
これに絵絹を張ってから描きますが、絹枠の内側いっぱいに描いて
しまうと額装する時に絵が切れてしまう。
絹枠の2,3センチほど内側に描きたい物が入るようにしたほうが
いいようです。

そのために今まで描いた鉛筆書きの下書きを縮小コピー取りました。
F10のスケッチブックに描いたので、これを一回で縮小コピーとれたら
一番簡単なのに、そんなこと出来るところが無い。
結局コンビニで、分割して縮小コピーとって貼り合わせました。

使う絹の種類もわからない。
いつも行く都内の日本画画材専門店「喜屋」さんへいって、自分が
初心者であることを正直に言って、絹を買ってきました。
お店の方に教えいただいたのですが、自分が買ったのが二丁樋(にちょうひ)、二丁樋重目の
どっちだったか忘れましたm(__)m
1500円くらい。
F8用の絹枠に、絵は横長に描きます。
絹の耳が横になるように絹枠に張るのでそれように絵絹も買いました。
前回描いた竹内栖鳳の「班猫」の模写をした時は絹枠を縦にしてます。

絹はいろいろ種類があります。
武蔵野美術大学のサイト、そして画家・森山知己氏のサイトで詳しい解説がされていました。

絹枠に絵絹を張る前の準備。
前回、描いた方の側にデンプンのりをたっぷり塗る。
絹を買ったときの丸めたままの状態で、端を木枠の上(絵の上部)にあわせて
下に下ろしていくようにする。
絹の上から、ノリをのばす。
絹枠の内側、絵を描く方に入らないようのばす。

さらに絵絹の上からまたノリをたっぷり塗る。
絹枠の数カ所を画鋲で止める。
乾くまで置いておく。
今回はここまで。
絹枠に絵絹を張る 画鋲でとめる





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2012年04月20日

絹にボタンを描く・その1 下図ほぼ完成

前回投稿してから間が開きましたが、何もしてなかったわけではありません。
まだ下図段階でとてもお見せできるような状況ではなかったものですから。

今回は、絹にボタンの花を描こうと思います。
去年自宅の庭で咲いたボタンがきれいで写真を撮っていました。
これがモデルです。

絹にボタンを描く1 ボタンの花


絹を張る木枠はF8のサイズ用。

まずはスケッチブックに鉛筆で花を描いてみることにしましたが、これがなかなか難しい。
ボタンの花びらは細かく分かれて、ひらひらしている。
細部をみていると、全体の形がまとまらない。
写真通りにかいていると、これも絵としてまとまりが無く面白くない。
右側の花はフワッと花が開いた感じにするつもりです。

葉の形も気をつけないと同じような曲線になってしまい、先生のアドバイスで直しました。
しかしF8のサイズよりやや大きくなってしまいました。
スケッチブックはF10のサイズです。
絹にボタンを描く1 下図ほぼ完成


できあがった後は額装する予定なので、絵はF8のサイズよりやや小さめに
描かないと枠内に収まらないことになります。
描き直しなんてとても無理なので、この下図を縮小コピーとって使うことにします。
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2012年03月07日

黒部・室堂を描く その11・完成!

黒部・室堂を描く その11


去年の夏から取り組んでいた絵、ようやく完成しました。

最終的な手直しは、池の手前部分に白い胡粉を塗り、ラップを張って剥がす。
それが乾いてから水色系、青系の岩絵の具を塗って、またラップを張って剥がす。

そして画面上部の山の中央部が、表情のない白い三角になっている
ことがきになっていました。
こちらは私が持ってきていた「ふきん」を湿らせて、先生が画面にあてて
胡粉を少し落としてくれました。
こうすることで、画面の下の色を塗り込んでいた部分が透けて見えてきて良い感じになりました。

さらに池の表面に、群青系の岩絵の具を少しさすことでようやく私の気が済みました。

さんざん筆で塗り込んでから、山の部分は胡粉を霧吹きで吹き付け。
池の部分は色を塗ってから、ラップを張って、しわ模様を作ってから剥がす、を
繰り返すこと2,30回。

完成しました(=^0^=)
今までやったことのない、霧吹きやラップ張りをしてきたせいか自分の絵ではないように見えます。


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2012年02月21日

黒部・室堂を描く その10・池の広がりが気になり

黒部・室堂を描く その10・池の広がりが気になり


もう少しで完成のような気がするのですが、どこか気にいりません。

画面の奥、山の部分はもうこれで十分のような気がします。
でも画面手前の池がどうも納得いかない。
画面下の部分、池の部分に広がりを感じないのです。

画面、左下の部分に問題があるようで、池を広げてみると良いかもと胡粉の白を
置いていき微調整。
当初は「池」を広げるつもりでしたが、そのうち陸地に白い雪が積もっているように
してもいいんじゃないか?と気がついた。

先生が手を貸してくれて、折衷案のような池のような雪のような曖昧な、でも胡粉を
ぬってみました。
以前より、いいかも。
でもなんだかすっきりしない。
なんでだろう?
池の表面も、シミに見えてしまう部分があるので、これも塗りつぶした方がよさそう。



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2012年02月04日

黒部・室堂を描く その9・空と山も霞む

前回までは水面に白い胡粉を塗り、ラップを乗せて剥がす。
乾いてから今度は、岩絵の具の水色系や青系を塗ってやはりラップを置いてから剥がす。
これを数回繰り返してました。


黒部・室堂を描く その9・空と山も霞む1


ラップで面白い模様が出来るが、それだけではしまりが無いので出来た模様を活かしつつ
少し筆で色を乗せる。

水面に手を入れていると、今度は山と空が気になってくる。
色を塗る前から、山は色を塗ってから白の胡粉でつぶすというか、霞ませていく予定でした。

そして空。
胡粉を塗って、水色系の岩絵の具を少し部分的に塗ってましたが、筆跡が残るのが気になる。
筆跡は残したくない。
先生と相談して、霧吹きを使おうという事になりました。

牛乳より少しだけ濃いめに胡粉(すでに練って膠と混ぜ固形にしたもの)をといて
膠も多めにいれる。
多めに入れないと、霧としてふきつけた後、定着しないとのこと。
最初は先生がお手本に、吹きつけをしてくれました。
そのままでは私の絵にならないので、次からは私が吹き付け。

胡粉の霧が良い具合に霞(かすみ)を作ってくれました。

手前の山の部分が霞みすぎたので、色を入れていく。
完成まであと少しのような気がしてきました。
この日、最終的に下のようになりました。


黒部・室堂を描く その9・空と山も霞む2


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2012年01月08日

黒部・室堂を描く その8・山はかすみ、水面は凍る

黒部・室堂を描く その7・山を塗り込む1


冒頭の画像は、年末の絵の状態です。

水面をどう描いていいのか困っていたのですが、先生のアドバイスで
面白い方法を教えていただきました。

水面部分に青系の岩絵の具、さらに胡粉をたっぷりめに塗る。
その上から調理に使うラップを乗せて、水面であることを意識して
横にしわを作るようにして、押さえてから、ラップを剥がす。
すると、画面に面白いテクスチャーが出来るのです。
まるで水面に氷が張ったみたいに、手書きではどても出来ない面白い模様が。

もちろん最初は先生が、やってみせてくれてこれが、とても良い感じ。
自分でやってみると、思ったようにはうまくいかない。
先生曰く「最初から(そんなうまく)できない!」


1月6日は年明け最初の日本画教室。
空が気に入らなくていったん胡粉で、ほぼ塗りつぶし、青系の色を少し塗り。
山の部分も少し胡粉を塗り、水色系、青系の岩絵の具を少し塗る。
その後、先生が胡粉を山の部分の下当たりに、横にかすれ気味に塗ってくれる。
この感じがとてもいい。
まるでかすみがかかったような感じになった。

先生が手を入れてくれるタイミングは絶妙な気がする。
私が、次はどうしようかとまよってるとこで手をいれてくるので、その後が
進めやすくなる感じです。

この日、最終的にこうなりました。

黒部・室堂を描く その7・山を塗り込む2


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2011年12月04日

黒部・室堂を描く その7・山を塗り込む

黒部・室堂を描く その7黒部・室堂を描く その7


ひたすら山を塗っています。
どうもまだ目指す感じになっていません。

山の部分は塗り込んだ分、立体感が出てきましたが

その手前の低い丘のような所がまるでついたて。
手前の池も全然だめですね。

まだまだまだ。
とにかく手を止めないで塗っていけば、なんとか
なる、と塗ってます。
考えて手が止まってるとなにも進みません。
posted by みどり at 13:59| Comment(2) | 黒部・室堂を描く | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月27日

黒部・室堂を描く その6・偉そうになってきた?

黒部・室堂を描く その6・偉そうになってきた?


ひたすら塗っています。

先生にも言われましたが、私は色数が少なくても絵が描けてしまうんだそうで。
同じ色のグラデーションだけで絵になってしまう。
それもいいけど、それだけじゃ面白くない。

今の絵も同じ色のグラデーションだけになっていたので、先生がきっかけを
作ってくれましたf(^ー^;
胡粉の白で稜線や水面を描く。
こうすることで、私にも他の色が入れやすくなっていくようです。
今はこんな状態。

先生曰く「(絵が)えらそうになってきた」です。
日本画らしくなってきたということです。

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2011年10月19日

黒部・室堂を描く その5・色でデッサンを


ブログ更新が一ヶ月ぶりになりましたが、絵を描いてないわけではありません。

いったんほぼ真っ白になっている画面に、やっと色を塗りだしています。

黒部・室堂を描く その5 色でデッサン1


今は水干の青系を使用。
いきなり岩絵の具はぬれませんので、下塗り段階です。
水干そのままでは色が派手すぎて、きついので白の胡粉を混ぜています。
もちろん胡粉はすでに膠と練っておいて、水で溶いた物。

絵を描き終わっても、絵皿に残っている岩絵の具は次回作にも使うため、洗い落とさないで
そのままにしているのですが、この絵皿を使って水干をといてます。
前からこのやり方は時々していたのですが、邪道かなと思っていました。
でも、今回先生からもこの方が色が複雑になって面白いとのことで、いまじゃ堂々と
やってます。

筆で色を塗るとき、「色でデッサンするように」と何度も先生から言われます。
どうも私の塗り方は、塗ることそのものに気が行ってしまって平面的になってしまいます。

何度も塗り重ねて、それらしくみえるようにする、のが目標。
これが難しいです。

黒部・室堂を描く その5 色でデッサン2


絵の中で色を塗るときも、普通なら筆先をきれいにそろえてぬりますが、たとえば岩の
部分を塗るなら、筆先を割った状態にして色を置くようにすると、それらしく雰囲気が
出てくるし、何度も色を重ねていくことで深みが出てくる。
と、これも先生のアドバイス。

そうかそうか、と思いつつ先生のお手本のようにうまく塗るのは、なかなか難しいです。

そして、先生から繰り返し言われるもう一つのことは「手を止めない」と、いうこと。
とにかく塗る。
塗っていればその先の展開がみえてくる。
まずは、塗れ。

今の私は、手は止まらないで塗れています。
上の画像と見た目はあまりかわらないですが、上の絵から約2時間色を塗っています。

黒部・室堂を描く その5 色でデッサン3


posted by みどり at 00:10| Comment(0) | 黒部・室堂を描く | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする